放送大学
     先日、海外ドラマにハマっていることを書きましたが、もう一つ今年の春からハマっていることに、テレビの放送大学を「受講」しています。
     とは言っても正規の受講生ではなく、BSで放送されている放送大学の番組のうち、面白そうな物を録画して朝の時間に見るだけのモグリの受講生です。テキストも買っていません。
     学生の頃に勉強しなかった反動かもしれませんが、今になってこういうものを面白く感じるようになりました。少年老いやすく・・・ですね。
     この春から聴講しているものとしては、心理学の科目が多いです。

    認知心理学(’13)
     われわれ法律家の世界では、「証人の記憶についてはくれぐれも取り扱いに注意しろ」と刑事訴訟法の伝聞証拠の章や刑事裁判の修習で口を酸っぱくして教えられるのですが、この講義は記憶の心理学を取り上げており、なるほど、こういう議論がバックボーンにあったのかと再確認することができました。
     そういえば、昔の司法試験では「法律選択科目」として「心理学」も受験科目にあったそうですから、ある程度心理学の素養を有することは法律家にとって有用なことなのでしょう。

    危機の心理学('17)
     ニューマンエラーはなぜ起こるのか、社会とのつながりがない孤独な人の寿命が短くなるのはなぜか、など毎回興味深いテーマです。話の種になりそう。

    乳幼児心理学('16)
     被験者の赤ちゃんには実験をした後にインタビューができないので、赤ちゃんの能力を測るためにはちょっとした工夫が必要になってきます。たとえば2つの絵や動画を示して、どちらを長く見たかなど。これまで幾多の科学者が工夫をこらしてきた戦いの歴史と、そこから明らかになった驚くべき赤ちゃんの能力に感心する講義です。
     話の種として一番面白いと思ったのは、赤ちゃんが母親のお腹の中にいるときに母親の言語的特徴を聞いて理解していて、フランス語を話す母親から生まれた赤ちゃんと、ドイツ語を話す母親から生まれた赤ちゃんでは、泣き声の高さが違うそうです。フランス語の方が高いとか。へぇーって思いますよね。
     赤ちゃんも3か月と5か月ではずいぶんと能力が違うそうで、もっと前から知っておきたかったと思いました。
     お母さんの膝の上に載せられている赤ちゃんの実験映像を見るだけでも楽しい講義です。

    中国語Ⅰ(’14)
     2回目で挫折しました。発音がどうしても分からない。語学は、見ているだけではダメですね。

    八幡コミュニティ・センター(東北大学病院前)界隈を街歩き
     5月18日は八幡コミュニティセンターでの講話・相談会でした。
     1時開場の予定でしたので、それまでお昼を食べる店を探しながら大学病院前を街歩き。

     実はこの春から東北大学の某組織から外部委員のお仕事を頼まれまして、先月も会合に出席した際にこの界隈を歩いたのですが、門前薬局はもちろんのこと、いろいろ美味しそうな飲食店のある地域でもあります。
     レンタサイクルのダテバイクを病院前のポートで返却し、先日お年寄りが車で突っ込む事故のあった薬局前から八幡方向へ街歩きスタート。ちなみに薬局はベニヤで応急処置をしていましたが、営業中でした。

     道すがら、ふらっと立ち寄った「哲麺」というラーメン屋でシジミ出汁ラーメンという珍しいメニューを見つけました。
     珍し物好きな私としては迷わず注文したのですが、白っぽい豚骨ベースのスープには確かにシジミの出汁が利いていて、中太麺との相性も良い。水菜にみじん切りの玉ねぎもアクセントになっていて、お値段ワンコインの500円。
     これは間違いなく当たりですね。たぶん医学部生とかが食べに来ているんでしょうか、客層は学生さんが多い印象でした。

     さらに西へ歩くと、珈琲専門店の「カフェ ド リュウバン」。
     最近リニューアルされたようで、新しい店舗になっていました。ここでのお勧めは、間違いなくテイクアウトのコーヒー。Sサイズ100円という値段で、驚くほど美味しい珈琲が飲めます。まったくの主観ですが、たぶん仙台で一番美味しいテイクアウトのコーヒーはこの店だと思っています。なお喫茶店ではないので、残念ながら座って飲むことはできません。ですが、街歩きのお供にはちょうどいいところ。
     ついでに買いたいのが、メープルシロップで甘く味付けしたカシューナッツ。これはお茶請けにぴったりです。 (コーヒーのときもお茶請けと言っていいのでしょうか?)
     もちろんメインの商品であるコーヒー豆の品揃えも目を見張るものがあります。

     この日の八幡コミュニティセンターでの講話・相談会も、熱心な参加者のおかげで充実したものになりました。またお邪魔することもあると思います。

    様々な国の海外ドラマ
     国内のドラマはほとんど見ないのですが(最近では『孤独のグルメ』くらい)スカパーで契約している海外ドラマのチャンネルで、どちらかというとマイナーな国のドラマにハマっています。

     私が現在進行形でハマっているドラマは、AXNミステリーチャンネルの『ラビリンス』(チェコ共和国)、『ポーランド未解決事件課』、そしてホームドラマチャンネルの『アニキに恋して』(台湾)の3本です。

     『ラビリンス』は、チェコとスロバキアの2カ国で起こった残虐な見立て連続殺人や謎の事件に刑事たちが挑む話。
     ネタバレが怖いのでネット検索はしてませんが、どれだけ話題になっているんだろう? 手の込んだ犯行を繰り返す犯人の狙いは何なのか、予期せぬ展開に引き込まれています。

     『ポーランド未解決事件課』は、どうやら厄介払いされたらしい3人の刑事が未解決事件の担当課に回され、数十年の時間を経た古い事件を解決していく1話完結のドラマ。
     ユダヤ人がどうのとか、ソ連の兵舎から放射線が検出された遺体が…とか、ポーランドという国の哀しい歴史的背景が各話で描かれ、真相が分かってもスッキリとしないことが多いのですが、ついつい見てしまいます。

     そういえば東欧が舞台のドラマは、傑作が多いように思えますね。
     昨年、NHKでリメイクされた阿部寛主演の『スニッファー』も、元はウクライナの推理サスペンスドラマで、ウクライナ版の方は傑作でした。あまり旅番組に出てこない国なので、街の風景などストーリー以外にも見所の多いドラマでした。

     ここまではミステリーでしたが、もう一つ個人的に面白いと思っているのが台湾のラブコメ『アニキに恋して』。
     まず設定がとんでもなくて、主人公の女の子(ヤーヌォ)は占い師のお告げのために25歳まで女であることを隠し、男として生活してきました。26歳の誕生日になれば晴れて女としての生活に戻れるのですが、ヤクザの御曹司の命を救ったことがきっかけで、なんやかんやで義兄弟の契りを結ぶことに。
     もうこの時点で理解に苦しむのですが、占いや信心を大事にする台湾の方なら、すんなり受け入れられるのかもしれません。
     御曹司はヤーヌォの心意気と優しさに惚れ込み、女とは知らず男同士の友情を深めていくのですが、ダンス中にハプニングでキスしてしまったり、川に落ちた後に人肌で温め合ったりと、なんやかんやとベタベタなラブコメ的な展開があります。こういうあざといストーリーを笑って楽しめる方には、絶対にお勧めです。
     全30話でこれまで24話まで見たのですが、なんとまだ女であることがバレていません。「お前、女だったのか」という展開がいつ来るのかを期待していたのですが、最終回まで引っ張るのでしょうか。
     
     
     ここまでお勧めを書いてきましたが、逆にキツかったのが韓国ドラマ『ヨジュの酒』
     出版社に務め、キャリアを重ねるヨジュ(独身女性)が、仕事や人間関係でうまくいかない気持ちを鬱々と引きずりながら美味しい酒と料理をいただく、という『孤独のグルメ』・『ワカコ酒』系統のドラマです。
     しかし、「酒くらい楽しく飲めや」とツッコミたくなるくらい主人公が暗い気持ちを引きずるため、せっかくの酒と料理が引き立ちません。
     そして食事シーンも、第1話では牛丼とビール(ビールならご飯はなくてもいいでしょ。牛皿はないの?)、第2話では韓国焼酎に豚のキムチ蒸しとキムチ鍋(あえてキムチを重ねてくるあたりさすが韓国)、そして白ご飯(!?)。ちょっとチョイスが引っかかるところ。納得がいきませんでした。
     私は韓国ドラマとは相性が悪いのかもしれません。

    届かなくても、「おめでとう」を
     かつてロースクールで一緒に答案練習をした同輩が、弁護士登録をしたとの報に接しました。彼と私ともう一人で組んで、不思議かつ不幸にも彼だけが合格できずにいたので、朗報だと思いました。

     「答案練習」(とうれん、と略すのが一般的)とは、論文式の問題を用意して、本番さながらに制限時間を定めて書き上げる司法試験のトレーニングのことです。複数人で組むか、予備校に通って行うのが一般的です。
     互いに答案を批評し合ったり、教員や合格者に答案を見てもらうことで、自分に足りない点(知識量、論理力、事案の分析力など)が何かを突きつけられるという、心がしんどいトレーニングです。これを乗り越えられないと合格はありません。
     3人で組んでやっていたときは、たいてい知識量と気力で劣る私が一番答案が短く、知識量のすぐれたNさんが最も長く答案を書いていました。
     ただし、答案が長ければ評価が高いという訳ではないのが司法試験の難しさで、事案に即した内容が書いていなければ得点が付かなかったり、むしろマイナスになることもあります。

     私の答案のスタイルは、「合格ラインを超えるには長い御託は要らない。回答とそこに至るための条文と判例の理屈をちょこっと書いて、事案を当てはめればいい。裁判所から相手にされない学者の有力説なんか一切無視」という、省エネ投法で7回3失点を目指すやり方でした(定期試験ではおしなべて評価が低く、とある学者教員からは「お前が合格するとは思わなかったよ」と言われました。司法試験と学者の求める物が違うことに気づいていて本当に良かったと思います。)

     対して彼は、さながら9回完封2ケタ奪三振を目指し、初回の立ち上がりから慎重で、どんな問題でも導入部からガッチリと論述してくるスタイルでした。
     決して彼は間違った論述は書かないのですが、現行の司法試験では事案分析力も重視されるため、持てる知識をいくら展開しても事案の解決にどうつながるかという記述が手厚くないと点数が伸びません。そのために苦戦を強いられたのではないかと思います。

     また、現行の司法試験制度には受験回数の制限があり、私の頃は法科大学院の修了後5年以内に3回の不合格で受験資格を失うこととされていました。
     とすると、彼は他の法科大学院に進み、再度受験資格を得て合格を果たされたのでしょう。苦労をされたことと思います。

     彼の出身校・経歴をネットで見たところ、ともに通った法科大学院の名前はなく、入り直したのであろう別の法科大学院の名前がありました。あるいは、かつての苦杯は忘れ去りたい過去なのかもしれません。
     経歴から消えた学校の同級生から連絡を取っていいものかどうか。どうにも分からないので直接のメッセージは遠慮しますが、もし届かなくてもここで「おめでとう」の言葉を述べたいと思います。

    同窓会名簿への名刺広告
     先日、同窓会名簿への名刺広告を載せませんか?という問い合わせの電話がかかってきました。

     資料をFAXしてもらって見たのですが、サイズによって料金もさまざまなようで、さてどうしたものか。ただ、よくよく考えてみると、仙台一高出身の弁護士の諸先輩型は仙台に大勢いて、今さら高50回生の私が名刺広告を載せようが埋没すること間違いなし。
     その上、そもそも自分自身が同窓会名簿を買っていません。

     今度電話がきたら、低調にお断りさせていただこうと思っています。

    世間ではお盆休み
     きょうは8月12日、世間はお盆休みのようですが、暦では平日なので私ひとり事務所に出てきました。

     午前11時までに、受任中の仕事に関する電話が1本。
     よく聞く話で、「他の人が休むお盆に仕事をしていると電話がジャンジャンかかってくる」というのは、五十音順でア行の事務所だけのことじゃないでしょうか? 私自身はそのような経験はありません。
     
     ただ、たまにあるんですよね、お盆休みに家族が実家に集まるので、弁護士を呼んで相続の相談をしようというご依頼。こうも暑いと、相続とか面倒な話は棚上げにしたくなっちゃいますが、それでも気が向いたらお声がけください。

     なお、出かけるのも弁護士に来てもらうのも億劫だ、という方はスマホ用アプリ「弁護士トーク」でもどうぞ。ただし、相続は相続関係図を作る作業が必要になってくるので、電話やメール、チャットの相談が馴染みにくいところがあります。

    仙台の観光名所・瑞鳳殿の前に中華の名店あり
     先日、瑞鳳殿で夜間に紅葉をライトアップするという催しがあると聞いて出かけてきました。
     夜の紅葉というのもなかなかオツなもので、報道ステーションならこの映像をバックに全国の天気だな、などとぼんやり思いながら入場料金のかからない外側から眺めていました。

     さて瑞鳳殿近くの店といえば、美味しくて手土産に持って来いのスイートポテトの「ぽぷら」、レストランの「パリンカ」のほか、おいしい塩ラーメンを出す「千代らーめん 瑞苑」がありましたが、少し前から店名が変わっていることに気づきました。

     新しい店の名前は、「中国食処 茶※麟」(※は草かんむりに「府」の字。漢字を探したけど変換できない)。
     表のメニューを見るにどうやら中華料理屋らしいので、その味のほどと、この店名は「チャップリン」と読むのかの確認をするため入ってみることにしました。

     メニューの数を見てもそれほど多くなく、町の中華屋さんという感じを受けました。味にはそれほど期待せず、鶏のカシューナッツ炒めと黒酢の酢豚、それと五目チャーハンを頼んだのですが、これらの料理がいずれもナイス。
     特にお勧めは黒酢の酢豚。具材は豚・玉ねぎ・椎茸とシンプルなのですが、黒酢あんの香りとコク、酸味と旨味のバランスが絶妙です。
     チャーハンは味付けは控えめながらパラパラのご飯、カシューナッツ炒めもいける味。いいじゃないか。

     なのに、お客さんが多くないな…

     食べているうちに他のお客さんもいなくなったので店員さんと少しお話しをしたのですが、やはり店の読み方は「チャップリン」で、以前のラーメン屋さんのご兄弟が開業したそうです。店の宣伝は一切せずに開業してしまったそうで、大丈夫ですかね。

     ちなみに食後には菊の花のお茶をサービスしてもらいました。これは内臓がきれいになるとのことで、食材のみならず中国茶にもこだわりの一端が見て取れました。

     先ほど検索してみましたが、今日現在この店は「ぐるなび」にも「食べログ」にも載っておらず、当然ながら瑞鳳殿に来る観光客が手にするガイドブックにも載っていないと思います。
     隠れた名店が、隠れたまま埋もれてしまうのは惜しい。
     
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