麻しん(はしか)の予防接種がもうGWに間に合わない件
     これは意外と知られていない話で広めるべきと思ったので、ブログに書こうと思いました。今すぐ麻しん(はしか)の予防接種をしても、ゴールデンウィークには間に合わないというお話しです。


     4月10日の仙台-台北便の搭乗客に麻しん(はしか)患者がいたことや、台湾・沖縄で麻しん(はしか)が流行しているというニュースが流れています。
     本当に間が悪いことに、私もこの連休に台湾に旅行する予定をしていたので、さっそく近くの病院に電話をしました。麻しん(はしか)のワクチンの在庫があるか尋ねたところ、「在庫を切らしていて、次に業者から入ってくるのがいつになるか」と言うではありませんか。

     しかし、抗体検査はできるとのことで、採血をして検査してもらうことになりました。はしかのワクチンは打った覚えはあるのですが、接客業でもあるので念には念を入れる必要があります。

     採血の前に看護師さんに対し、「もし陰性だとしてワクチンを打ったら、ゴールデンウィークに間に合いますかね?」と尋ねたところ、「抗体ができるまで2週間から1か月はかかりますよ」

     なんですと!?

     じゃあ、もう間に合わないじゃないですか!

     腕をまくったまま一瞬硬直しましたが、まあ抗体のあるなしが分かっているだけでも心構えが変わってくるというもの。結果は早くて金曜に届くとか。

     さて、どうなるでしょうか。

    (参考リンク)
    麻しん(はしか)に気を付けましょう! (仙台市HP)

    無罪を取れるフレンズ
     私が主任弁護人を務め、そして刑事弁護のレジェンド・阿部泰雄弁護士に共同弁護人をお願いし担当してきた刑事事件について、本日、仙台地裁で無罪判決が言い渡されました。

     一応検察側の控訴期間があるので、判決の確定まで事件について詳細に述べることは控えますが、この事件は平成28年11月に宮城県白石市で発生した軽自動車の不審火事件でした。現場に何度も足を運び聞き込みをしたり、パソコンに向かいすぎて首が動かなくなったりといろいろありましたが、まあ結果が出ればすべて報われるというものです。

     さて、この宮城県白石市といえば、昨年の流行語大賞候補にもなった人気アニメ「けものフレンズ」にゆかりのある土地です。
     市内には同アニメ第9話で紹介された「宮城蔵王キツネ村」があり、同アニメの制作会社の一つ「旭プロダクション」の作画スタジオもあります。

     しかしながら宮城県内にはテレ東系列のテレビ局がなく地上波では放送されなかったこともあり、宮城県内では今ひとつ「けもフレ」人気は盛り上がりに欠き、白石市や仙台の八木山動物公園などとのコラボイベントはありませんでした。実に良い作品だったので、宮城県の一ファンとしては非常に残念に思います。たつき監督が降板させられたのにも失望しましたね、ファンを集めて集団訴訟してやろうかと思うくらいに(冗談ですが)。


     ・・・だから何だという話ですが、事件についてはまだ書けることがないので、今日はこの辺で。

    強制わいせつ罪の判例変更。そういえば限界事例を扱った
     各種報道によると、今日の最高裁大法廷判決で、強制わいせつ罪について従来の「性的意図必要説」から「原則不要説、行為によっては必要説」に判例変更があったそうです。刑法各論の勉強では、必ず抑えておかなければならない判例の一つです。

     このニュースを聞いて思い出したのですが、私が弁護士登録して1、2年目くらいに担当した強制わいせつ罪の被疑事件がこんな事案でした。
     ある男性(被疑者)が女性(被害者)に金を貸したのですが、その女性が全然金を返そうとせず逃げ回っていることに腹を立て、女性を人気のない場所に呼び出し、長時間にわたり説教・苦言を述べ、腹いせに服を脱がせた、という事案だったように記憶しています。被疑者は、怒りに基づく行為であり、性的興奮を満たすための行為ではないと主張しました。

     当時の最高裁判例によれば性的意図がないので強わい罪は不成立になるはずですが、下級審では行為者に性的意図がなくても強わい罪の成立を認める判例が既に出ており、この点を巡って検察官と電話でやりあった覚えがあります。

     事件の結果としては、いずれにせよその行為は女性の性的羞恥心を害するものであり、民法上の不法行為になること(=慰謝料を払う義務あり)は疑いないので、示談を成立させる方針を取り、告訴を取り下げてもらい不起訴で終わりました。

     もしこのとき示談が成立せず、また被疑者が一・二審有罪で最高裁まで争うという意向を示していたならば、ひょっとすると今回の判例変更は数年早まったのかもしれませんね。
    心理学検定1級に合格しました
    心理学検定合格証

     今年の春から心理学の勉強を独学で始めて、腕試しとして(数か月で腕試しというのもおこがましい話ですが)今年8月に心理学検定なる検定試験を受けたのですが、望外の1級合格となりました。

     ※ 心理学検定公式サイト http://www.jupaken.jp/

     選択科目10科目のうち、3科目以上の合格で2級、6科目以上の合格で1級の認定を受けられます。
     まあ初受験ということで2級に手が届けばと思っていたのですが、私が選択した8科目(原理・研究法・歴史 / 学習・認知・知覚 / 発達・教育 / 社会・感情・性格 / 臨床・障害 / 産業・組織 / 健康・福祉 / 犯罪・非行)の全てで合格の判定をいただきました。ありがとうございます。

     この資格があるからといって他人の心を読み取ったり操ったりできる訳ではないのですが(心理学を知らない方にありがちなイメージ)、ネットで検索した限り心理学検定を持っている弁護士は他に見当たらないので、これからもなお交渉心理学や犯罪心理学などを学びつつ、この資格の存在を売りにすることができればと思ったりなんかしています。
     
     40を手前にして脳味噌がさび付いていないことも確認できたので、非常に嬉しい結果となりました。

    仙台各地で深夜のサイレン
     きのう8月31日の夜11時ころの話ですが、遠くから何かのアナウンスとサイレンの音が聞こえてきました。

     ご存じのとおり某国が日本をまたぐミサイルを飛ばしてJアラートが鳴ったばかりですので、サイレンの音に一瞬不安がよぎります。

     ただ、以前にも同様のサイレンを聞いたことがあったので、これはダムの放流前のサイレンだなとピンと来ました。
     すぐ大倉ダムのサイトにアクセスすると、果たして、リアルタイムで放流の水量が増えていました。長雨の影響で、満水なんですね。今度台風が来たらあふれそうなくらいに。

     しかし、よりにもよってこのご時世にサイレンとは、深夜に誤解した方も多かったのではないでしょうか。アナウンスの機械も、音が反響してほとんど聴きとれませんでした。Jアラートもそうですが、もっと何かうまい連絡方法はないものですかね。
    そんなモノ送るんじゃありません!
     以前、「弁護士トーク」というアプリに登録しているという話を書きました(※ 弁護士に相談できるアプリ「弁護士トーク」に登録)。きちんと数えてませんが、もう100件以上の相談はこなしていると思います。「かりあげクン」の植田まさし風にいえば「ヒマなヤロ」といったとこでしょうか。

     前にも書きましたが、ぶっちゃけお金にはなりません

     しかし、それでもまだ止めずに続けているのですが、その理由の一つには新しい発見があるからです。
     驚くべき事に、ネット上で受ける相談には、とんでもない常識レベルのものがあります。

     まず既に3件、ほぼ同内容の相談があったのですが、それは「ネットで見ず知らずの相手に対し自分の裸の画像を送ってしまったが、削除できないか」というもの。
     交渉するにせよ、まずはどうやって相手の身元を特定するかという点で難問です。相談者が未成年者であれば、児童ポルノ法違反や各都道府県の青少年保護条例違反として警察に捜査してもらうか、などと検討するところですが、信じられないことに成人でも騙されて裸の写真を送ってしまったという方もいらっしゃいます。もちろん、サイトの管理者は利用者の情報について任意の開示をしませんし、法的にも開示の義務はないと考えられます。
     そうすると、もう相手に連絡を取ることすらできないことも珍しくありません。
     
     ダマシの手口としては、匿名同士がネットで知り合って信頼関係を築き、そうした中で相手から裸の写真の交換を持ちかけられ(おかしいぞ、と思わない人が一定数いるのです)、相手から先に裸の画像が送られてきたので相手を信用してしまい、自分の裸の画像を送ってしまったというもの。なお、相手が信用させようと送ってきた裸の画像は、どうやらネットで拾ってきた別人の画像と思われます。
     さらに、私が受けた3件の相談にはなかったのですが、送った写真をネタにして脅迫されるという被害もあるとのこと。ここまでくれば、警察も重い腰を上げるとは思うのですが。
     残念ですが、ネットの海に流出した裸の画像を回収することは絶望的でしょう。


     もう一つ、これも変だと思わなかったの?という話で、「お金が必要になり、ネット上から融資の申し込みをしたところ、口座確認のためにキャッシュカードを送れと言われたので送った。その後、電話があったが、金を貸してもらえなかった」という相談がありました。
     私「その電話、ひょっとして暗証番号を聞かれませんでしたか?」  相談者「聞かれました」

     このような行為は、犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯収法)違反です。売買された個人の銀行口座が振り込めサギ等で悪用される事例が多いことから、通帳・カードを有償で譲渡したり、または無償でも悪用されることを分かってて譲渡したりすることは法律で禁じられています
     なお相談の事例のように、お金を貸してもらう約束をしただけで、実際にお金を受け取っていない状況でもアウトです。
     口座番号から契約者が特定され、捜査の手が及ぶのも時間の問題ですので、自分から警察に出頭して、事情を話した方が良いのではないかと回答しました。


     しかし、義務教育は何をやっているんだろう。裸の画像にせよ、キャッシュカードにせよ、知らない人にそんなモノ送るんじゃありません!と声を大にして説教したい。我々法律家ができることはせいぜい事後救済、どうにか事前に落とし穴に落ちないよう教育できないものか。 

     でも、これを義務教育の責任にするのは酷かもしれません。常識的な判断力というのは、義務教育だけで涵養できるものでもないでしょうし、口座売買が明確に違法になったのも数年前の話です。

     バイトを中心とする労働関係の相談も多いのですが、 「お給料を払ってもらえません」「バイトを辞められません」という、そんなの法律を知らずとも「おかしい!」と思わなきゃ、というレベルでの相談もあったりします。

     「そんなの常識。分からないのは自己責任。」という言葉で突き放して目をつぶるのは簡単です。でも、おそらく身近に相談する相手がなく、見たこともない遠方の弁護士にアプリで相談する人たちがいることも事実なのです。これもまた、アプリでの回答を止められない理由の一つ。

     そんな訳で、私にとっての「弁護士トーク」は、もはやプロボノ(公益活動)になってしまっているのでした。
     でもそんなに余裕があるわけじゃないので、ほどほどのところで止めますけどね。

     このアプリはなんちゃらドットコムとも違い、回答数に応じて変なランキングに載らないのも気楽でいいです。


    セルコホーム ズーパラダイス八木山
     仙台市八木山動物公園の名称が、ネーミングライツ事業により「セルコホーム ズーパラダイス八木山」という愛称になりました。
     弊事務所ではオフィシャルサポーターをさせていただいている関係で市からお知らせの手紙が来てましたので、ブログにも書いておこうと思います。 
     ネーミングライツについては、だいぶ前に県民会館も東京何とかという名前に変わりましたし(いまだ良く覚えていない)、定着するまでは相当な時間がかかるでしょうね。

     「お父さん、休みだしどこかに連れて行ってよ」
     「よし、それなら『セルコホーム ズーパラダイス八木山』に行こうか」
     「わーい! 『セルコホーム ズーパラダイス八木山』だー!」

    みたいな会話も、あと10年くらい経てばご家庭で交わされることでしょう。

     ちょっとした思いつきですが、われわれの所属する仙台弁護士会も、赤字の法律相談センターのネーミングライツを売却してはどうでしょうか。
     例えば気仙沼の相談センターを「マギー審司記念・三浦電気法律相談センター」とかにすれば(ちなみに、センターの隣がマギー審司さんの実家である三浦電気さんで、駐車場にでっかい耳付きの営業車が停まっている)、市民からの親しみが得られやすいのではないかと思うのです。

     さらに余談ですが、「市民からの親しみ」とか「市民からの信頼」とかのマジックワードを出すと、弁護士会というのは不思議と思考停止して突き進むことが多いので、ネーミングライツもあり得る考えではないかと密かに思ったりしているのです。

     古川の相談センターは「わんや産婦人科」さんの隣にあるので、天丼チェーンの「てんや」に協力を依頼し「てんや法律相談センター」にすれば、見た人は思わず「♪ぴっぴっピーヨコちゃんじゃ、アヒルじゃガーガー」と口ずさみながら入ってしまいたくなるはず。

     石巻の相談センターは、同市に本社のある上場企業の山大さんに買ってもらうとか。
     大河原町の県南法律相談センターとか、登米の相談センターになると…うーん、ネーミングライツを買ってくれそうな地元の企業が思いつかない。
     いっそのことア●ィー●にでも売るか、あそこなら宣伝のためなら気前よく金を出しそう。でも懲戒のたびに相談センターの看板を掛け替える羽目になると費用がかさみそうです。

     しかしまあ、他人物売買の話をあれこれ考えてもしょうがないですね。

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