弁護士の絵もあった!~宮城県美術館「フェルメールからのラブレター展」
     芸術鑑賞の素養などさっぱりな私ですが、フェルメールというビッグネームが来ているというので、先日の日曜日に宮城県美術館まで足を運んできました。
     実は土曜日にも車で行ったのですが、駐車場が満車のため、バスで出直してきました。土日は大混雑ですので、バスの利用をお勧めします。

     さて、「フェルメールからのラブレター展」と銘打ってますが、フェルメールの絵自体は3点しかありません。企画のサブタイトルが「コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ」となっており、同時代のオランダの画家による作品が中心となっていました。
     最初、これは肩すかしかなと思っていたのですが、全然そんなことはありません。
     当時の人々の生活や豊かな表情、絵に込められた生活態度への戒めのメッセージ(絵の横の解説文が充実していました)、光と陰の描き方など、知らない作家の作品ばかりでしたが楽しめる展示でした。

     特に興味を引いたのは、弁護士をテーマとした絵が3点ほどあったことです。いずれも書物を手にしていたり、机に向かう職業人の姿を描いているのですが、その中でも、ヤン・ステーン「弁護士への訪問」という絵は、弁護士が依頼者に話をする一方で、助手が公文書に見せかけた文書を見せて報酬をつり上げようとしている構図で、当時の弁護士がこんな目で見られていたのかと苦笑せざるを得ませんでした。
     念のため書いておきますが、現在のわが国の法律では、ニセの公文書を作成して見せたら公文書偽造・同行使の罪になります。

     会場出口では、フェルメールの複製画や絵はがきが売られていましたが、上記の弁護士の絵は売っていませんでした。ちょっと残念。

     会期は12月12日まで。
    弁護士とセカンドオピニオン
     先日の倫理研修のテーマの一つが、弁護士がセカンドオピニオンを求められたときの対応でした。

     弁護士倫理上、他の弁護士がついている事件については、介入することができません。

     そこで、自分の考えでは他の弁護士の訴訟活動に問題があると考えるときでも、「私がやれば勝てる」などとは口が裂けても言えませんし、下手なことを言って他の弁護士と依頼者の信頼関係を害することもできない。
     また、弁護士が交代したとなると、前に担当した弁護士が気を悪くされるのではないか、との心配もあります。

     他方で、依頼者にもセカンドオピニオンを求める権利はあるわけで、このニーズにも応える必要がある。
    (ただし、弁護士会主催の法律相談では、他の弁護士がついている事件についての相談は応じてはならないとの内規があるそうです。知らなかった。)

     かなり、気を遣わなければならない問題です。
    映画「ステキな金縛り」
     先日、MOVIX仙台のレイトショーに行ってきました。

     目当ては三谷幸喜「ステキな金縛り」。
     深津絵里演じるダメ弁護士が、被告人の上に一晩中覆い被さっていた落ち武者の幽霊(西田敏行)をアリバイ証人として法廷に引っ張り出す。ところが、落ち武者は見える人と見えない人がおり、見えない人にはその声も聞こえない。そこで弁護士が取った手段は・・・というストーリー。

     外国映画のような品のいいコメディでしたが、大爆笑を誘うというよりは、クスッとさせる場面をところどころに挟み、最後には心温まる映画でした。幽霊が見えない第三者の視点からは、幽霊が見える人の動きが奇妙な一人芝居に見えてしまうのが笑いどころ。生瀬勝久の登場場面だけは反則的な面白さで、ここは吹き出さずにはいられない。

     裁判のシーンにリアリティを要求するのはヤボですね。
     でも一言言わせてもらえば、あんな法廷や判事室は実際にはないですし、証人申請に写真は要らないですし(この写真というのが・・・)、中井貴一くらいの年齢の検事なら次席(決裁官)クラスで法廷には出てこないでしょうし、裁判員裁判で証人を追加申請はまずできない(裁判前に進行がガチガチに固められ方針転換が許されない)・・・言い出したら一言じゃ済まないな、こりゃ。日本の裁判制度はドラマに馴染みにくい。
    エフエムたいはく
     今月7日のことですが、地域コミュニティラジオ局の「エフエムたいはく」さんにお邪魔させていただきました。

     「ほっとすて~しょん」というお昼の番組で、毎週月曜日のパーソナリティを担当されている斉田景子さんとお話しをする機会が以前ありまして、興味本位から一度出してほしいとお願いしていました。

     生放送前の斉田さんとの打ち合わせで、『ステキな金縛り』という三谷幸喜監督の映画を教えてもらいました。僕はまだ見てなかったのですが、落ち武者の幽霊を証人として法廷に呼ぶという面白いストーリーだというので、これは行かねばと心にメモ。

     30分ほどおしゃべりをさせてもらいましたが、内容としては、弁護士への相談で多いものは何かとか、どこに行けば弁護士に相談できるかというお話しをさせていただきました。仙台弁護士会の法律相談センターや法テラスなどを紹介しましたが、やはり一般の方からは、弁護士へのアクセスが(心理的にも費用的にも)まだまだ困難なんだろうと思います。少しでも間口を広げられたらとは思うんですが、僕には大手の弁護士法人のように広告にお金を回す考えはないので・・・
     でも僕としては、イベントや人の集まるところにお呼びがあれば、どこへでも行くつもりなんですけどね。例えば、ダイエー8階の占いコーナーに、占い師と並んで弁護士の相談ブースとか設けていただけるのでしたら、喜んで行きます(女子高生目当てじゃないですよ、念のため)。
     需要があるかは分からないですけど、実現したら面白そうじゃないですか。
    仙台駅前の書店の配置が変わる
    丸善&ジュンク堂書店の公式サイトによると、

    http://www.junkudo.co.jp/tenpo/area-hokkaido_tohoku.html#sendaiebeans1118

    お待たせしました。仙台イービーンズにジュンク堂書店がさらにパワーアップして復活します。

    震災の影響でしばらく閉鎖していました仙台イービーンズビルが、リニューアルも終えて11月18日に再開します。
    それに伴なって仙台一の売り場面積を誇ったジュンク堂書店も同じ場所にひと回り大きくなった1200坪120万冊の蔵書で帰ってきます。
    しかも県下最大の250坪売り場面積の丸善文具売場も併設してさらに便利になりました。
    新しくなったジュンク堂書店仙台イービーンズ店にご期待ください。

    なお仙台ロフト店はコミックと実用書をメインとした店舗に、またヤマダ電機地下に7月にオープンしました仙台店は11月18日より名称も仙台TR店と変え一般書を主体とした総合書店に生まれ変わります。
     (引用ここまで)

    とのことで、これまでよく専門書を探しに行っていた旧十字屋地下は一般書がメインになるようです。
    旧駅前エンド-チェーンもいよいよ復活。楽しみ。
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