刑事事件、あまりやったことがない手続き
     あまり刑事事件でやったことのない手続きについて、マニュアルを見よう見まねでやってみたらまずかった例があり、今後のために記録を残しておきます。

    1.保釈請求が却下されたときの不服申立て手段。
     第1回公判期日後は「準抗告」ではなく「抗告」(刑事訴訟法280条、429条1項②号、419条、420条)。宛先も地裁ではなく高裁(裁判所法16条②号)。

    2.起訴後も接見禁止がついている被告人が、接見禁止の一部解除を本人名義で申立て、第三者宛ての手紙を出したいというケース(第三者宛ての手紙のため、弁護人であっても宅下げでは受け取れない)。

     弁護人が「接見禁止一部解除申立書」を差入れ。本人が裁判所宛てに、第三者に出したい手紙とともに裁判所に送付。許可決定が出たら、被告人が一字一句同じ手紙を作成し、これを郵便で出せる。

     ところが、「接見禁止一部解除申立書」を作成するに当たり、私が気を利かせすぎて被告人の氏名も入れて印刷したため、「署名押印」の要件を満たさず(刑事訴訟規則60条。刑事事件では、原則として記名押印はダメと司法修習中に裁判所の刑事部で習ったのに・・・)、手続きのやり直し。


     新司法試験の短答式レベル、修習生レベルの知識であり間違えてはいけない。
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