園部厚『一般民事事件 裁判例論点整理ノート』
     積ん読解消シリーズ。今回はこちら。

    一般民事事件 裁判例論点整理ノート一般民事事件 裁判例論点整理ノート
    (2010/07/30)
    園部 厚

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     民事系の紛争類型や、民訴法の手続類型に沿って裁判例を整理した一冊。司法試験の常識レベルの判例から、司法試験では出ない消費者法やリース契約、労働判例などをカバー。なお第1章は貸金事件であり、正統派クレサラ系弁護士が勝ち取ってきた判例が並びますが、クレサラ案件が少なくなった今となっては隔世の感です。

     ただこの本、用途がよく分からない。気になる分野の判例を調べるのであれば取っ掛かりは判例六法や専門書になるでしょうし。
     私の使い方は、勉強が手薄な部分の流し読みと、基礎知識のおさらいです。基本を固める千本ノック用かもしれません。
    週刊プレイボーイで女性弁護士グラビア
     京都弁護士会の三輪記子先生(63期)のグラビアが週刊誌に載ったことが話題となっています。

     ちょうど担当している被告人(勾留中)が週刊プレイボーイの差し入れを希望していたので(嘘だと思われるかもしれませんが本当の話)、買って見る機会がありました。

     いろいろ思うところはあるのですが、両性の平等うんぬんとかセクハラ防止規定とかややこしい事情があるので、感想は差し控えます。でも決していやらしいものじゃないですよ。
     編集後記によれば、「こんな時代だからこそ、なんにでも挑戦しよう」というメッセージを身をもって伝えたかったとのことですが、サンド富沢風にいえば「ちょっと何言ってんのか分かんないです」。


     ところで記憶が確かなら、オウム事件のころに独自のキャラクターでワイドショーを賑わした老弁護士が、週刊誌に入浴中か何かの写真を撮らせ掲載させて懲戒処分を受けていたはずですが、いくら検索しても出てこない。記憶違いかな。

     ついでに入浴中の写真で思い出しましたが、某男性裁判官の氏名で画像検索をすると、同氏の温泉入浴中の画像(上半身のみ裸)が出てきてしまいます。ネット社会は怖いですね。
    食文化だとしても、犬や猫はやはり・・・
     昨年は動物愛護法の改正がありましたが、ペットと法律については以前から関心を持っていたので、大阪の弁護士が主宰するTHEペット法塾という団体に加入しました。
     この団体のメーリングリストでは、勉強会のお知らせなどとともに、動物に関するニュースも流されたりしています。

     たとえば、台湾では、「犬を殺すことを禁じる動物愛護法に再度違反したことが分かれば、最長で1年の禁錮刑と100万台湾ドル(約300万円)の罰金が科せられる」とか、「かつて台湾では犬の肉は一般的な食材だったが、現在では犬や猫を食べることは違法。違反すれば、最高で50万台湾ドル(約150万円)の罰金が科される。」(AFPBB)など、興味深いニュースを目にすることができます。

     動物愛護を語るうえで難しいのは、他国の食文化に対する批判になるのではないかという点(なぜ牛・豚・クジラはよくて犬・猫はダメなのか)と、必要性が否定できない動物実験に対しどのようなスタンスを取るかという点です。私自身もいまだ結論を出せてはいません。

     台湾では犬や猫を食べることが違法とされたようですが、中国では年間400万匹の猫が食材になっているとの報道もあります。
    また、犬を食べる韓国では、「自動車整備所に火の付いた犬が突進し火災に」(中央日報日本語版)などという、目を覆いたくなるようなニュースも。ここまでいくと虐待として断罪されるべきは明らかでしょう。

     せめて犬や猫が劣悪な環境に置かれることがないように。
    「裁判所の命令による猫の殺処分」?
     タレント・松本秀樹さんのブログで、「神奈川県寒川町にて33匹の猫さん達が21日に処分。」という記事があり、その中で「神奈川県寒川町にて猫の多頭飼育崩壊があり、裁判所の命令により21日(月)までに里親が見つからない子は殺処分が決行されるそうです。」という衝撃的な一文がありました。(なお、現在引き取り手は見つかったようで、殺処分はない見込み)

     ただ、裁判所が動物の殺処分を命じる制度はないはずなので、どういうことなのか情報発信元のブログを確認すると、どうやら建物明渡の強制執行が決行され、その建物で多数飼育されていた猫が処分業者に引き渡される可能性があるとのことでした。

     こういう場合、明渡しを求める債権者側も辛い立場ですね。動物保護団体に協力を求めても、全部の子が引き取られる保証もないですし。

     一番悪いのは、飼育能力を超えて多頭飼いをした飼い主。劣悪な環境での多頭飼いは虐待です。
    週刊文春2013年1月17日号「ゼロから学べる「相続税の新常識」(19)」
     銀行での待ち時間にたまたま手にした週刊文春で、相続の連載記事を目にしました。相続税制の改正もあり、本当に相続関係の記事は増えていますね。

     さて今回の記事、ハイライトは「裁判所は相続財産の調査をしない」と言い切っているところ。一般人からすると裁判所は真相究明のために動いてくれるイメージがあるのかもしれませんが、それは大きな間違い。裁判所は原則として自ら動くことはなく、当事者が提出した証拠だけで判断するのです。
     
     証拠の開示を求めても「ない」と言われればそれまでであることや、有力な証拠がない場合は審判に移行すると不利な判断が出る可能性が高いので、調停の中である程度譲歩すべきことなどが書かれていました。
    復興支援アイルランド伝統音楽コンサート
     21日、仙台市宮城野区文化センターで行われた「復興支援アイルランド伝統音楽コンサート」(入場無料)に行ってきました。
     演奏は、パディ・グラッキンさんとドーナル・ラニーさんという、アイルランド音楽界の大物お二人。

     最初に仙台市副市長と駐日アイルランド大使による挨拶があったのですが、大使は震災から3日後に仙台入りして、現状視察のうえ本国アイルランドに状況を報告、同国からは多大な支援を被災地にいただいたとのことでした。そして、今回はこのような文化的な支援。本当にありがたい話です。

     グラッキンさんのフィドルからは魔法のように美しい音色、ラニーさんの楽しげな歌声と全力を振り絞ったギターの演奏、本当に素晴らしいひとときでした。アイルランド、いつか行って見たいなあ。

     せめて、演奏の帰りに駅東口のアイリッシュパブに立寄り、ギネスビールを飲んできました。アイルランドに乾杯。
    2年2か月ぶりの献血
     2年2ヶ月ぶりに献血(通算54回め)をしてきました。

     通算50回目の記念品をもらうと次は100回になるまで記念品がないことや、仙台の献血ルームは粗品がしょぼいこと(お菓子1個)、またそこそこ仕事が忙しくなったことなどから献血ルームからは足が遠のいていたのですが、ある考えから仙台駅前のAERビルの献血ルームに行きました。

     その理由とは、雪景色。
     AERビルの献血ルームは20階にあり、仙台市内、特に東側の風景が一望できる素敵な場所にあります。

     美しく白く染まった仙台平野は絶景でした。そして遠くには太平洋。海の手前には、歯の欠けた櫛のような松林。

     あの海が2年前には。
     あの日もしここにいたら、どのような情景が見えたのだろう。

     いろんなことをぼんやり考えながら、採血ベッドの上から仙台平野を見下ろしていました。
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