電王戦第4局の解説観覧に当選!
     来たる4月5日、将棋電王戦第4局、森下卓九段VS「ツツカナ」の大盤解説会の観覧募集に応募していたのですが、当選を知らせるメールが来ました。
     ちょうど某民間資格の上級試験のために東京に出かける用事があったので、ついでに六本木のニコファーレに行けたらと思っていたのですが、本当に嬉しいです。

     昨年の第2回電王戦でも第4局の解説会に行きましたが、塚田泰明九段が必敗の将棋を持将棋(引き分け)に持ち込む熱戦、そして感極まった塚田先生の涙を見ることができました。

     今年のベテラン枠である森下先生は、ここまで残念ながら勝敗予想の前評判は良くないようですが、それでも何かを見せてくれるはずだと信じています。
    電王戦第2局、佐藤紳哉六段敗れコンピュータ軍の連勝
     きのうは第3回将棋電王戦の第2局。佐藤紳哉六段VSコンピュータソフト「やねうら王」の11時間もの熱戦をパソコンで観戦していました。

     佐藤六段が穴熊という防御力最強の囲いを完成させ、桂馬を得した場面では優勢になったと思うのですが、佐藤六段がうっかりしていたと話すミスがあり、その直後にさらにミスを重ねてしまい、形勢逆転。
     その後、コンピュータ側にも計算違いがあったものの、会場が両国国技館だけに人間側が寄り切られて勝負が決まりました。
     一つのミスを引きずり再びミスを重ねてしまうのは、人間の弱さなのかもしれません。その点コンピュータは切替えが早い。

     全身全霊をもって集中し、人類が抵抗する姿を見せてくれた佐藤六段に拍手を送りたいと思います。


     それにしても、頭脳労働者の未来は暗いですね。いずれ法曹の業務も大部分がコンピュータソフトに取って変わられる時代が来るでしょう。数年前の過払いブームでは、弁護士以外の事務員が業務のほとんどを行ない、弁護士は形式的に最初の面談だけ行なう事務所もあったと聞きます。弁護士でしかできない仕事の範囲が狭くなりつつあるのは確かです。

     『要件事実マニュアル』がデータベースに組み込まれて、事案ごとに想定される抗弁再抗弁や類型的な証拠をピックアップし、準備書面を代わりに作成するようなソフトとかも、いずれできるかもしれない。冗談のような未来が冗談でなくなる時代です。
     もし弁護士業務をするソフトを開発するグループがいるなら、間違いなく勝ち馬なので開発者側に加わりたい。
    いよいよ本日開幕、第3回将棋電王戦

    将棋世界ムック 第3回将棋電王戦公式ガイドブック ~世紀の対決を楽しもう~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界)将棋世界ムック 第3回将棋電王戦公式ガイドブック ~世紀の対決を楽しもう~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界)
    (2014/02/28)
    将棋世界編集部ほか

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     対局者、ソフト開発者全員のインタビューが掲載されており、電王戦がより楽しめる内容。
     
     菅井五段のインタビューが気になった。普段なら考えないような手でも、コンピュータが指しそうな手まで対応を考えてしまい、その結果持ち時間を消費して人間相手の対局に悪影響が出たと述べている。第5局の屋敷九段も今期A級から陥落してしまったし、ソフト対策がマイナスにはたらく作用があるのではないか。

     もしそうならば、来年以降の対局に手を挙げるプロ棋士がいなくなってしまうのではないかが不安です。
    『判例にみる相続人と遺産の範囲』

    判例にみる相続人と遺産の範囲判例にみる相続人と遺産の範囲
    (2013/05/22)
    仲 隆、浦岡 由美子 他

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     判例六法などで結論だけ知ってる判例でも、事案や判旨をしっかり読むと案外射程の広さが違っていたりすることがあるので、たまにこういう本で勉強しておかないとあぶない。

     遺言書の破棄隠匿による相続欠格はハードルが高いこと(二重の故意)、相続放棄の申述では案外広い救済判例があることなどは感覚として分かっているつもりでしたが、具体的にどんなときと調べる必要が生じたらとりあえずこの本からか。
    きのう取り上げた『震災裁判傍聴記』
     自分が担当した事件とほぼ同一の事件が載っていたと書きましたが、どうやら父も本書掲載の別の事件を担当していたようです。
     ただ、「俺こんなこと言ったかな?」とつぶやいていたので、よく似た別の事件だったのかもしれません。
    長嶺超輝『震災裁判傍聴記』

    震災裁判傍聴記 (扶桑社新書)震災裁判傍聴記 (扶桑社新書)
    (2014/03/01)
    長嶺 超輝

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     きのう書店で手に取り、一晩で読みました。

     あの震災がきっかけになり起こった様々な刑事事件を傍聴した著者。事件の概要部分を簡単なストーリー仕立てにしてあるため、どういう状況で事件が起きたか把握しやすくなっています。

     取り上げられている事件とほぼ同一の事件を、国選で担当しました。ただ被告人の年齢が違うので、特定を避けるため著者が少しフィクションを交えたのか、あるいは類似の事件が同時期に発生していたのか。

     確かに、あの震災さえなければ起きなかっただろうという事件はありました。特殊な状況が誘発した犯罪。加害者にも、そして被害者にもならないために是非一読を。
     
    不良社員のあぶり出しテクニック

    個人情報ダダ漏れです! (光文社新書)個人情報ダダ漏れです! (光文社新書)
    (2013/09/18)
    岡嶋 裕史

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     会社のパソコンで、または会社に持ち込んだ私物のスマホで、いかがわしいサイトを見ていることが何故バレてしまうか。パソコンの遠隔操作って、どういう仕組みなのか。ツイッターなどに匿名の写真をアップしただけで、身元が特定されてしまうことがあるのは何故か。
     案外知らないまま使っているインターネットの落とし穴を分かりやすく解説しています。

     サボりの疑いのある社員や、不貞行為の疑いのある配偶者の行動を把握するときなど、証拠収集をするのに参考になりそうな話が盛りだくさん。参考になりました。デジカメで撮影した写真って、情報満載なんですね。

     
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