新井紀子・著『コンピュータが仕事を奪う』

    コンピュータが仕事を奪うコンピュータが仕事を奪う
    (2010/12/22)
    新井 紀子

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     将棋電王戦でプロ棋士がコンピュータに負けて以来、プロ棋士という職業が将来どうなっていくのか、ひょっとすると自分の職業もコンピュータに取って代わられる時代が来るのではないか、常々考えるようになりました。

     そんな中、出会ったこの本。

    「少なくとも第一次・第二次産業で機械化が進んだのと同じような影響がホワイトカラーや第三次産業でも起こることは覚悟しておくべきなのかもしれません」(186頁)

     なんだ、やっぱり同じことを考えている人が既にいたんですね。

     本書では、コンピュータの得手不得手がどういうものであるかを解説し、現にコンピュータの不得手な部分を人間がカバーする、つまり人間がコンピュータの下働きになっている場面が現れていることが指摘されています。

     読み進むたびにショックを受けて絶望的な気分になりますが、ではそれを踏まえ我々がいかに学び、いかに生きていくかを示唆する記述があるのが救いでした。

     まあこの本との出会いも、本の検索履歴から私の趣味嗜好を把握しているAmazonが勧めてくれたものですし、ただコンピュータに支配されたくないと言っても無駄な抵抗なのかもしれません。
    元修習生からの手紙
     昨年、修習生として私と勉強会をしていただいた方から手紙を頂戴しました。

     現在の制度では、司法修習生は必ず弁護士事務所1か所をホームグラウンドとして、2か月間の弁護修習を行うこととなっています。しかし、弁護士事務所によっては取り扱う事件に偏りが出るため、希望して他の事務所で事件記録を見せてもらう方もおられます。
     手紙をいただいた方がまさにそれで、ちょうど刑事事件の否認事件を終えたばかりの私のところへ、話を聞きたいといらっしゃいました。

     過去記事  2013/05/01 修習生とともに裁判を振り返る

     お手紙によれば、無事就職されたようで何よりです。法曹界にいる者の端くれとして、次の世代の参考になることができたのは嬉しい限り。
     今後のご活躍を心から祈っています。
    打ち歩詰めで負ける
     パソコンの将棋ソフト『激指11』と対局していたときのこと。

     角交換しないノーマル四間飛車から玉を穴熊に囲ったところ、コンピュータ側が無理気味に端攻めをしてきて、相手の龍を香車を打って捕獲したと思ったら、コンピュータが打ち歩詰め(持ち駒の「歩」を王様の前に打って詰ます反則)をしてきました。
    uchihu.jpg

     反則したのはコンピュータですから、当然私の勝ちとなるかと思いきや、私の残り時間が着々と減っていきます。どうやら自分の手番として対局が続いているようですが、反則とはいえ詰みの状態なので玉を動かすことはできず、「投了」コマンドしか選択できません。
     釈然としないまま、投了ボタンを押しました。

     いくらコンピュータがプロ棋士より強くなったと言われても、こういうことがあるとやっぱり信用できないなあ。
    電子内容証明郵便、使い勝手がよくならないと
     久しぶりに電子内容証明郵便を受け取る機会がありました。

     私もこの制度が導入されたときに一度だけ使ってみたことがあるのですが(テストとして弟宛てに「金払え」と送ってみた)、それ以降は一度も使わなくなりました。

     なぜかというと、普通に郵便局へ出しにいく内容証明郵便に較べるとデメリットがいくつかあって、

    (1) 導入・設定がいちいち面倒(グーグルクロムはだめとか、空白7センチ開けろとか)
    (2) コピーするとしつこいくらい「複写」の文字が出てくるので、見た目がいまいち
    (3) 全部東京からの発送となり、通常より時間がかかることがある
    (4) 文字の書式にも制約あり(重要な部分を太字にしたりとかできない)
    (5) 弁護士の職印が押せないため、なんとなく迫力がない
    (6) それに伴い、「振り込め詐欺」か何かと間違われて受取人が相手にしない危険がある【重要】
    (7) ちょっとだけ料金が高い

    これに対するメリットは、
    (1)事務員さんの手間が減る
    (2)24時間出せる(ただ、発送時期が遅れることもあるので一概に有利でもない)

    ですので、私としては積極的に導入する気にはなれないのです。

     例えば、マンションの管理側から多数の入居者宛てに発送する場面なんかでは使ってみたいと考えていますが、今すぐは食指が動かないシステムです。
     でも、我慢して使っている事務所もあるんですね。
    園部厚簡裁判事の本はやたらたくさんありますが、これはちょっと

    わかりやすい不動産登記関係紛争解決の手引 (わかりやすい紛争解決シリーズ)わかりやすい不動産登記関係紛争解決の手引 (わかりやすい紛争解決シリーズ)
    (2013/08)
    園部 厚

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     参考文献として文中にちょくちょく「岡口『要件事実マニュアル』」が出てくるんだけど、それなら最初からそっちを見た方が早い。そうするとこの本の存在意義は・・・。


     ちなみに『要件事実マニュアル』は2版までしか持ってないので、品薄状態が解消されたら4版を買い揃えたいと思っています。
     それとも電子書籍化を待とうかな。そんなこと言ってるから3版を買うタイミングを逸したんだよな。
    医療保険に保険のプロが入らない理由とは

    生命保険の嘘: 「安心料」はまやかしだ生命保険の嘘: 「安心料」はまやかしだ
    (2014/01/14)
    後田 亨、大江 英樹 他

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     生保の元営業職と、行動経済学に詳しい企業セミナー講師による共著。保険屋さんのセールストークに乗せられないためにおすすめの一冊。

     自分も終活に関わるようになって思ったのですが、自分の入っている保険の保障される範囲がどうなっているのか、どんな事故でいくら受け取れるかを知らないままの方は案外多いです。加入するときに、保険屋さんの話を分かったような分からないような感じで聞いて、おすすめのプランに乗っかる。
     長い目で見れば高い買い物なのに、考えることを放棄したり、見せかけの数字で判断してしまったりするのはなぜか。保険に限らず、賢い消費者になるためには知っておきたい内容でした。
    【募集】エンディングノートを書いていただける方を探しています
     募集のお知らせです。

     突然ですが、エンディングノートを書いていただける方を探しております

     以前のブログにも書きましたが、私は「終活カウンセラー」の初級資格を有しており、現在上級検定に挑戦中です。その検定の課題として、他人にエンディングノートを書いてもらい、書くためのお手伝いをした上で、その感想をレポートにまとめることが求められています。

     そこで、「もし自分に万一のこと(認知症、事故などで意識不明、死去)があったときのために、家族に残しておきたいノート」を作ってみたいという方を探しております。
     例えば、認知症になったときどんなケアを望むか、病歴・かかりつけの病院名、延命治療・葬儀についての希望、自分の死後にペットをどうしてほしいか、どの銀行と取引があるか、簡単な自分史・・・

     なかなか家族でも話題にならないからこそ、まとめておくのはいかがでしょう。私がお話をうかがいながら記入・作成していただきます(代筆も可)。
     お時間は1~2回、1~2時間程度を予定しております。
     弊事務所にお越しいただくか、またはご希望に応じてご自宅や老人ホーム等の施設を訪問いたします。

     対象者は特に限定を設けておりません。年齢不問です。
     「エンディングノートと言っても何から書いていいか分からない」という方でも問題ありません(むしろ歓迎です)。一からノートの書き方、終活の仕方をお教えします。

     エンディングノートの書式はこちらで用意いたしますので、ご準備いただくものはありません。
     謝礼はお支払いできませんが、もしついでに遺言書も作成したいとか、弁護士に相談したいようなことがありましたら無償で対応させていただきます。

     もちろん個人情報保護は固くお約束いたします。

     ご希望の方は、tmurakami1979-bengoshikai@yahoo.co.jp までメールか、あるいは村上法律事務所 村上匠(022-223-2150)までご連絡ください。
     お待ちしております。
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