なぜ弁護士は朝日新聞が嫌いか?
     いつ頃からでしょうか、新書というと「教養のつまみ食い」をするためのものではなくて、タイトルだけ眺めて面白がるものになりました。
     そして、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉、光文社2005年)に代表されるように、あえて疑問型のタイトルにして、手に取らせようとする戦略が見え隠れ。
     新書のコーナーに行くと、もうタイトルを見るだけで食傷気味です。

     さて今日の記事は、流行の新書風に、「なぜ弁護士は朝日新聞が嫌いか?」と題してみました。オピニオン系の弁護士ブログをよく拝見させてもらっているのですが、朝日新聞や日経新聞の社説を苦々しく思う思う弁護士は、一定数存在します。

     今月26日の朝日新聞。またも朝日が弁護士業界について、空論めいた批判をする社説を載せました。うちでは朝日を取っているのですが、こういう社説を見るたびにもう取るのをやめようかという思いがします。ただ、司法関係の記事がしっかりしているのも、私の主観では朝日が一番です。多分、第一線の記者と、取材現場から離れて社説を担当する上層部では、違うものが見えているのでしょう。

     この社説の問題点については、Schulze BLOGさんの「2012年02月27日  朝日新聞社説「日弁連会長選―利益団体でいいのか」」の記事が非常によくまとまっています。

     あえて私から蛇足として言わせてもらえば、「弁護士が足りない」と声を大にして言う人たちの主張は、実際には「限りなく安く使えて、コンビニのようにどこにでもいる弁護士がいない。採算が取れるかどうかは知ったことではない」という暴論に近い意味でしかないのです。
     市民の誤解につけこむ議論は、見過ごすことができません。
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