『堕ちた弁護士 ~ニック・フォーリン』と、家事事件手続法の「子どもの手続代理人」
     AXNで放送されている『堕ちた弁護士~ニック・フォーリン』(原題:THE GUARDIAN )という海外ドラマに最近ハマっています。

     サイモン・ベイカー演じる主人公のニックは、父の経営する事務所に勤務し(この点では私と共通しますね)、大手企業を相手とするビジネス系の弁護士。
     ところが、麻薬に手を出してしまい、判決によって「児童法律相談所」で1500時間の社会奉仕活動を命じられます。
     この「児童法律相談所」は福祉的な色彩が強く、ニックは子どもの代理人となって弁護を行なうことになります。例えば、親が犯罪者などで親権の行使に問題がありそうなケースでは、誰と暮らしたいか子どもの意思を聞いて、裁判所でその旨を主張します。また、施設に入りたくないという子どものために、親権者としてふさわしい人を探し協力を求めたり、過去の記録を丹念に調べたりします。

     華やかな企業法務の事件と、汗にまみれ子どものために奮闘する事件との、2種類のストーリーが並行するドラマとなっています。


     さて、これまではわが国でも、離婚訴訟で親権者を決める場合など限られたケースで子どもの意思を考慮することはありましたが、子どもの代理人という制度はありませんでした。
     しかし、今年成立した家事事件手続法では、一定の場合に子ども自身に手続行為ができるとし、弁護士を代理人とすることができるようになりました。
     当事者として影響を受ける子どもの利益を図るため、諸外国の法制度にならった改正であると考えられます。

     まだ新法について十分に勉強はしていないのですが、なんとなくこういうことをするのだな、というイメージが湧く点でも楽しみなドラマです。
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