小さい“つ”が消えた日
     おばんです。弁護士の村上匠です。
     最近、ちょっといい話の本を読んだので紹介します。
     弁護士もちょっとだけ出てきますよ。
    小さい“つ”が消えた日小さい“つ”が消えた日
    (2008/10/30)
    ステファノ・フォン・ロー

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     これは、文字たちが暮らす五十音村の話。
     自分が一番偉いと思っている「あ」さん。
     なんでも疑う「か」さん。
     笑うことの好きな「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」の5人組、などの住人が暮らしています。
     そして本書の主人公は小さい「っ」。彼は話を聴くことはできても、口を聞くことができません。

     ある晩の宴会でのこと。誰が一番偉いのかという話題になり、音を出さない「っ」はみんなから馬鹿にされてしまいます。小さい「っ」は、自分には価値がないと思い、悲しくなって家出をしてしまいます。
     そうしたところ、あらゆる印刷物や会話から「っ」が消えてしまい、多くの人が困ることになりました。

     例えば弁護士は、
    「訴えますか? それとも訴えませんか? あなたからOKがあれば、訴えますよ」
    と言おうとしたところ、
    「歌えますか? それとも歌えませんか? あなたカラオケがあれば、歌えますよ」
    になってしまう。
     これを聞いた依頼人は「こっちは真面目な話をしているのに」と怒り、帰ってしまいました。

     この後、小さい「っ」は、旅をしながら自分の価値を見つけていくのですが、ここから先はぜひ読んでいただきたいと思います。
     弁護士の例は面白かったですね。ちょっとした言葉の行き違いで、依頼者との関係を損ねてしまうことがないように、僕も気を付けたいと思います。

     この本、実は通販でおなじみ、ジャパネットたかたの田社長がコラムで紹介していた本なんです。
    (参照)
    ジャパネットたかた 田明のみなさんの相談に乗りましょう
    2010年2月3日(水)ほとんどの仕事は「小さい“つ”」のようなものです
     (日経ビジネスオンライン:要登録)

     一見つまらない、下らないと思われているものにも、実は価値があることを教えくれるお話しです。
     一時期「勝ち組」とか「負け組」とかの嫌な言葉が流行りましたが、こういう考え方を大事にしたいですね。

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