「●害予告」、●に入る文字は何でしょう?(東京地裁平成25年7月16日判決)
     『海猿』、『ブラックジャックによろしく』等の作品で知られる漫画家が、著作権侵害やクレームへの意趣返しをした被告に対し損害賠償を請求した事案。(東京地裁平成25年7月16日判決

     被告は、「Aさん(原告)にも○害予告されました」とツイートしました。この点について、

    (原告の主張・要約)
     「○害予告」が「殺害予告」を意味することは、ツイッターの利用者であれば容易に想像がつくことであり、原告に対する名誉毀損になる。

    (被告の主張・要約)
     原告は、被告の企画を妨害しようとしており、「○害予告」は「妨害予告」の意味で投稿したものであるから、原告に対する不法行為となるものではない。

     さて、どちらの主張が認められたでしょう?


    (裁判所の判断)
     「被告の主張するような「妨害予告」の意味であればこれを伏せ字にする必要はないから,上記投稿に接した通常のネットユーザーは,「○害予告」が殺害予告を伏せ字にしたものであり,原告が被告に対して文字どおり殺害予告をし,又は常軌を逸した攻撃的言動ないし危害の告知をしたと受け取るものと考えられる。」


     そりゃそうだとしか言いようがない。 
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