震災ADRが終了へ
     仙台弁護士会の主催する「震災ADR」(訴訟外の紛争解決手続きの手数料半額版)が本年3月末で受付を終了し、4月以降は通常料金での受付けになるとの発表がありました。

     それにしても、「震災ADR」とかいう何だかよく分からない名称じゃなくて、「復興祈念 震災トラブル解決半額キャンペーン!」とか、「必殺仲裁人~裁判で裁けぬ震災トラブルを斬る!」などの名称じゃダメだったんでしょうか?

     ・・・うん、ダメですね。

     ADRと民事調停との主な違いは、(1)必ず弁護士が仲裁人となるので、今後訴訟に移行した場合の判決の見通しについての精度が高くなり、これを踏まえた上での解決策が出やすい、(2)平日の日中に限らず、夜間や土日に開催することもできる、(3)ただし手数料が調停に較べれば高い、という点があり(その他時効の中断効など細かい違いもある)、震災ADRには500件を超える利用があったようです。

     私はついに利用したことはなかったですね。ただし制度に不信感がある訳ではなく、適する事件や利用したいという依頼者がいなかったからです。交渉だけで終わったもの、民事調停にしたもの、もちろん訴訟になったものもありましたが、なぜか震災ADRだけはなかった。巡り合わせでしょうか。
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