2014年は、何かと佐藤昭雄先生を思い出す年でした
     昨年に祖母が亡くなり喪中だったため、新年のご挨拶は遠慮させていただきました。年賀状をいただいた皆様には申し訳ありません。
     今年も変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。

     さて、私にとって昨年は、何かと佐藤昭雄先生(元仙台弁護士会会長。平成13年ご逝去)を思い出す年でした。とは言っても、もちろん弁護士としてのご活躍を間近で見たことはなく、私にとって昭雄先生は仙台弁でいうところの「おんちゃん」、親戚のおじさんでした。子どもの頃から正月などには、昭雄先生のお宅をお邪魔してご挨拶をさせていただき、頭をなでていただいたものです。
     昭雄先生は親しみやすい性格の方でしたが、子供心にはやや畏れを感じることもありました。今思えばそれは、ご本人の体格の良さに私がおののいただけではなく、働きながら司法試験に受かったという積み上げてきた苦労や人格、その圧倒的な存在感を、子どもの私が敏感に感じたからではないかという気もします。

     その昭雄先生のご長男で、私のことを子どもの頃から可愛がってくださった達雄さんが昨年8月、58歳という若さでこの世を去られました。お父様譲りの大変な人格者で、決して悪く言う人はいない方でした。
     お線香を上げにお宅を訪問したのですが、その際、飾られていた昭雄先生の写真を目にしました。かつて感じた畏敬の念が、十数年ぶりに胸に湧き上がってくる思いでした。

     また、昨年11月には祖母が亡くなり、先日、祖父母宅で古い写真の数々を目にする機会があったのですが、その中に昭雄先生の司法修習時代の集合写真がありました。とても若い顔かたちでしたが、確かに晩年の面影がありました。

     そのような訳で、昨年は事あるごとに昭雄先生の写真を目にし、その存在を思い出す年になりました。
     あるいは、これは何かの啓示なのかもしれません。例えば、弁護士としてのあるべき姿を見失いつつあるのではないか、という先生からの戒めではないだろうか。
     そんなことを考えていた年末年始でした。
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