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    雑誌「冤罪File No.27」の逆転無罪事件
     日本で唯一の冤罪専門誌「冤罪File No.27」を読んでいたところ、仙台地裁古川支部(山口均裁判官)で有罪、仙台高裁(嶋原文雄裁判長)で逆転無罪となった事件が紹介されていました(検察側が控訴せず確定)。

     一審の山口裁判官がDNA鑑定の結果という固い物証によらず人証に乗っかり(一般的に、証言は記憶違い・記憶の減退その他の理由により、その取り扱いに注意しなくてはならないとされる)、しかもDNA鑑定の内容を「誤読」していたというのですから、その事実認定力には驚くばかりです。なお山口判事は東京高裁に栄転されたそうですが、こういう判決を出す裁判官をこの雑誌はマークしているので、いずれ同誌に再登場もあるかもしれません。

     他方で、そのDNA鑑定の証拠開示を検察側から引き出し(検察側は不利な証拠は自主的に出さない)、鑑定科学技術センターまでわざわざDNA鑑定の実習を受けに行った弁護人の活動には頭が下がるところ。
     控訴審の主任弁護人を務めた十河弘弁護士(仙台弁護士会)の談話が掲載されています。

     謙虚に専門家に頭を下げて教えを請うた弁護人の態度。
     証人尋問で専門家に疑問点をぶつける機会がありながら、スルーした上に思い込みで鑑定を誤読した裁判官の態度。

     戒めとしないといけませんね。
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