お知らせ・更新情報
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     本年も変わらぬごひいきのほどお願い申し上げます。。



    (お知らせ)
     2011年6月、村上法律事務所は青葉区片平から一番町に移転しました。古いカーナビの情報を頼りにして、前の片平の事務所へ向かってしまった方がこれまで数名ほどおられます。くれぐれもご注意を。
     電話・FAX番号に変更はありません。


     案外本気で信じ込まれてしまう小咄
     「村上さんの事務所、どうして今の場所に移転したの?」 「そりゃ、目の前に酒のやまやがあるからですよ」

    ID:5lh2fd
    無罪判決に対する検察官控訴についてのコメント
     白石市の車両放火事件に対する仙台地裁の無罪判決について、検察が本日控訴したとのことです。 
     これを受けての弁護人のコメントは以下のとおりです。


     そもそも有罪の主張・立証には無理があり、当然予想された無罪判決であった。
     判決理由には検察の言い分にも配慮し、弁護側には不満の残る部分もある。
     検察の控訴は、無罪確定をいたずらに先延ばしするものであり、被告人と家族の願いを踏みにじることになる。
     弁護人は高裁でも冤罪を生まないよう全力を尽くす。
                                   以 上

    無罪を取れるフレンズ
     私が主任弁護人を務め、そして刑事弁護のレジェンド・阿部泰雄弁護士に共同弁護人をお願いし担当してきた刑事事件について、本日、仙台地裁で無罪判決が言い渡されました。

     一応検察側の控訴期間があるので、判決の確定まで事件について詳細に述べることは控えますが、この事件は平成28年11月に宮城県白石市で発生した軽自動車の不審火事件でした。現場に何度も足を運び聞き込みをしたり、パソコンに向かいすぎて首が動かなくなったりといろいろありましたが、まあ結果が出ればすべて報われるというものです。

     さて、この宮城県白石市といえば、昨年の流行語大賞候補にもなった人気アニメ「けものフレンズ」にゆかりのある土地です。
     市内には同アニメ第9話で紹介された「宮城蔵王キツネ村」があり、同アニメの制作会社の一つ「旭プロダクション」の作画スタジオもあります。

     しかしながら宮城県内にはテレ東系列のテレビ局がなく地上波では放送されなかったこともあり、宮城県内では今ひとつ「けもフレ」人気は盛り上がりに欠き、白石市や仙台の八木山動物公園などとのコラボイベントはありませんでした。実に良い作品だったので、宮城県の一ファンとしては非常に残念に思います。たつき監督が降板させられたのにも失望しましたね、ファンを集めて集団訴訟してやろうかと思うくらいに(冗談ですが)。


     ・・・だから何だという話ですが、事件についてはまだ書けることがないので、今日はこの辺で。

    出前授業~人来田小学校のブログに取り上げてもらいました
     去る12月8日、仙台市立人来田小学校の6年生のクラスに出前授業に行ってきました。
     
     その様子について、人来田小学校のブログ (http://www.sendai-c.ed.jp/~hitosyo/blog_hitokita_27/log/eid306.html) に取り上げていただきました。ブログを見ると、いろいろな講師を外部から招いて、生徒さんが将来必要になることを教えたり、様々な体験をさせたりしているんですね。恵まれた環境だと思います。

     さて今回の内容は、法教育の界隈で俗に「王様授業」と言われる授業でした。
     独善的な法律を制定しようとする王様に対し、生徒達がおかしいと物申すことによって、良いルールとは何だろうか、どうやったら良いルールが作れるだろうかを一緒に考える授業です。

     上記ブログにもあるとおり、途中で王様のコスチュームに変身して王様を演じました。マントに王冠、さらには付けひげまで用意しました(ここまでやるのは僕だけです。普通はマントだけ)。
     そして、自転車にぶつかりそうになって転んだおばあさんがいたので、今後自転車を全面的に禁止する、自転車に乗って人にぶつかった者を死刑とするなどの法律を作るぞと宣言します。

     王様から生徒さんに意見を求めたところ、罰が重すぎる、自転車そのものの規制ではなく交通ルールで規制すべきだ、王様一人で法律を決めるのはおかしい、罰ではなく怪我をさせたら治療費を払わせれば十分ではないか・・・たくさんの意見が出てきました。

     みんなえらい、しっかり考えてくれたね。拍手。

    強制わいせつ罪の判例変更。そういえば限界事例を扱った
     各種報道によると、今日の最高裁大法廷判決で、強制わいせつ罪について従来の「性的意図必要説」から「原則不要説、行為によっては必要説」に判例変更があったそうです。刑法各論の勉強では、必ず抑えておかなければならない判例の一つです。

     このニュースを聞いて思い出したのですが、私が弁護士登録して1、2年目くらいに担当した強制わいせつ罪の被疑事件がこんな事案でした。
     ある男性(被疑者)が女性(被害者)に金を貸したのですが、その女性が全然金を返そうとせず逃げ回っていることに腹を立て、女性を人気のない場所に呼び出し、長時間にわたり説教・苦言を述べ、腹いせに服を脱がせた、という事案だったように記憶しています。被疑者は、怒りに基づく行為であり、性的興奮を満たすための行為ではないと主張しました。

     当時の最高裁判例によれば性的意図がないので強わい罪は不成立になるはずですが、下級審では行為者に性的意図がなくても強わい罪の成立を認める判例が既に出ており、この点を巡って検察官と電話でやりあった覚えがあります。

     事件の結果としては、いずれにせよその行為は女性の性的羞恥心を害するものであり、民法上の不法行為になること(=慰謝料を払う義務あり)は疑いないので、示談を成立させる方針を取り、告訴を取り下げてもらい不起訴で終わりました。

     もしこのとき示談が成立せず、また被疑者が一・二審有罪で最高裁まで争うという意向を示していたならば、ひょっとすると今回の判例変更は数年早まったのかもしれませんね。
    利府西中学校での出前授業
     今日は、私を含む若手の弁護士4名で利府町立利府西中学校まで出前授業に行ってきました。

     学校からの要望としては、実際の憲法判例を題材にして生徒にディベートさせたいとのこと。また、薬事法判決や出版差し止めなどの判例を授業でも扱ったともうかがっており、その授業のレベルの高さには驚かされます。
     
     今回われわれが選んだ題材は、神戸高専事件。
     これは、絶対的平和主義の立場で格技を禁止する宗教の信者である生徒Xが、体育で剣道を実施している高専の授業に参加せず、その結果留年・退学処分を受けたという事案です。
     生徒Xは剣道の授業の代替措置としてレポートを作成・提出するも、高専側は代替措置を認めず。その結果、留年が続き生徒Xは退学処分となりましたが、これを取り消せという裁判です。
     生徒の信教の自由と、高専側の教育内容を決める裁量や政教分離原則とが対立する事案です。

     授業ではまず、差し障りのないよう宗教名や学校名を伏せて、事案をコンパクトにまとめて生徒さんに紹介しました。
     そして、信教の自由が憲法で保障されている理由や、信教の自由は内心では絶対的に保障されるが、行動を伴う外部との関わりでは制約を受けることなどを簡単に講義。
     その上で、生徒さんにどちらかの立場に立つか分かれてもらい、双方の立場から意見を述べてもらいました。
     比率としては、最初は2~3対1くらいの割合で高専側に立つ生徒さんが多かったものの、それぞれの立場からの議論を経て、最終的には生徒X側を支持する生徒が少し増えたという印象でした。
     一審と二審・最高裁とで結論が異なった事案でしたので、生徒さんの意見もバランス良く分かれてくれないかと期待していました。ですので、この展開は個人的には満足しています。

     インターネット上はおろか国会議員でさえ議論の作法を身につけていない方が散見される昨今ですが、利府西中の3年生は実に行儀良く、異なる意見を踏まえた上での自らの意見を述べておられ、大変関心いたしました。
     
     また、カリキュラム上、このような外部講師の出前授業などに割ける時間も少ないでしょうに、このような機会を設けていらっしゃる先生方の努力と創意工夫には本当に頭が下がります。少しでも期待に応えられた内容であれば良かったのですが。


    【教育関係、各種団体の皆様へのお知らせ】
     仙台弁護士会では、弁護士による出前授業・出張講座を行っております。法教育、消費者教育、働く者の権利、いじめ、児童虐待、憲法問題、セクハラ・パワハラなど充実したラインナップ。 有益な知識を広めたくてたまらない、あるいは職場環境が辛くて少しでも事務所にいたくない、という弁護士有象無象が出番はまだかと待ち構えておりますので、よろしければお申し込みを。 詳しくは仙台弁護士会のサイトへどうぞ。


    【刑事裁判や法曹の仕事に興味のある高校生へのお知らせ】
     現在、記念すべき第1回の「高校生模擬裁判大会in宮城」への参加者を募集中です。
     各高校対抗のチーム戦で、弁護士がコーチとなりチームをゼロから徹底指導。そして皆さんは検察官または弁護人の立場で、ホンモノの仙台地方裁判所の法廷に立ちます。証人尋問や論告・弁論など、プロの法曹の仕事を体験できる模擬裁判に参加してみませんか? こちらも、詳しくは仙台弁護士会のサイトまで。
     締切りは今年の12月15日までです。

    昭和53年当時、中日ドラゴンズのホームランバッターと言えば?
     東京大学法科大学院ローレビュー第12巻(2017年11月)の、白石忠志東京大学教授による寄稿「eスポーツと景品表示法」を読んでいたところ、気になる記述を見つけました。

     ここで「eスポーツ」というのは賞金付きのゲーム大会のことですが、欧米やアジアでは数千万円を超える高額賞金の大会があるのに対し、”日本では景品表示法の規制により高額の賞金の大会が開催できない”とされているが、一般人が参加できる大会と一般人は観戦するだけの大会とで分けて考えていけば、一概に高額賞金の大会ができないとも言えないでしょう(村上による超意訳)という論考です。

     そして、一般人が参加できる競技大会に対して景表法による排除命令が出た例として、昭和53年に愛知県春日井市のバッティングセンターが、ホームラン数1位の客に約30万円の中古車を進呈しようとした事例を取り上げています。
     当然、プロ野球選手が参加する企画ではなく、商品により誘引されうる一般人が参加することを想定した企画だと思われるのですが、その例えが。

     「中日ドラゴンズの谷沢健一選手や木俣達彦選手が来場して賞品をさらっていくことは,想定していなかったと窺われる。」 (94ページ)

     昭和53年で、愛知県だから、当時の中日ドラゴンズの主砲ということですね。
     渋いなあ。
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