セルコホーム ズーパラダイス八木山
     仙台市八木山動物公園の名称が、ネーミングライツ事業により「セルコホーム ズーパラダイス八木山」という愛称になりました。
     弊事務所ではオフィシャルサポーターをさせていただいている関係で市からお知らせの手紙が来てましたので、ブログにも書いておこうと思います。 
     ネーミングライツについては、だいぶ前に県民会館も東京何とかという名前に変わりましたし(いまだ良く覚えていない)、定着するまでは相当な時間がかかるでしょうね。

     「お父さん、休みだしどこかに連れて行ってよ」
     「よし、それなら『セルコホーム ズーパラダイス八木山』に行こうか」
     「わーい! 『セルコホーム ズーパラダイス八木山』だー!」

    みたいな会話も、あと10年くらい経てばご家庭で交わされることでしょう。

     ちょっとした思いつきですが、われわれの所属する仙台弁護士会も、赤字の法律相談センターのネーミングライツを売却してはどうでしょうか。
     例えば気仙沼の相談センターを「マギー審司記念・三浦電気法律相談センター」とかにすれば(ちなみに、センターの隣がマギー審司さんの実家である三浦電気さんで、駐車場にでっかい耳付きの営業車が停まっている)、市民からの親しみが得られやすいのではないかと思うのです。

     さらに余談ですが、「市民からの親しみ」とか「市民からの信頼」とかのマジックワードを出すと、弁護士会というのは不思議と思考停止して突き進むことが多いので、ネーミングライツもあり得る考えではないかと密かに思ったりしているのです。

     古川の相談センターは「わんや産婦人科」さんの隣にあるので、天丼チェーンの「てんや」に協力を依頼し「てんや法律相談センター」にすれば、見た人は思わず「♪ぴっぴっピーヨコちゃんじゃ、アヒルじゃガーガー」と口ずさみながら入ってしまいたくなるはず。

     石巻の相談センターは、同市に本社のある上場企業の山大さんに買ってもらうとか。
     大河原町の県南法律相談センターとか、登米の相談センターになると…うーん、ネーミングライツを買ってくれそうな地元の企業が思いつかない。
     いっそのことア●ィー●にでも売るか、あそこなら宣伝のためなら気前よく金を出しそう。でも懲戒のたびに相談センターの看板を掛け替える羽目になると費用がかさみそうです。

     しかしまあ、他人物売買の話をあれこれ考えてもしょうがないですね。

    届かなくても、「おめでとう」を
     かつてロースクールで一緒に答案練習をした同輩が、弁護士登録をしたとの報に接しました。彼と私ともう一人で組んで、不思議かつ不幸にも彼だけが合格できずにいたので、朗報だと思いました。

     「答案練習」(とうれん、と略すのが一般的)とは、論文式の問題を用意して、本番さながらに制限時間を定めて書き上げる司法試験のトレーニングのことです。複数人で組むか、予備校に通って行うのが一般的です。
     互いに答案を批評し合ったり、教員や合格者に答案を見てもらうことで、自分に足りない点(知識量、論理力、事案の分析力など)が何かを突きつけられるという、心がしんどいトレーニングです。これを乗り越えられないと合格はありません。
     3人で組んでやっていたときは、たいてい知識量と気力で劣る私が一番答案が短く、知識量のすぐれたNさんが最も長く答案を書いていました。
     ただし、答案が長ければ評価が高いという訳ではないのが司法試験の難しさで、事案に即した内容が書いていなければ得点が付かなかったり、むしろマイナスになることもあります。

     私の答案のスタイルは、「合格ラインを超えるには長い御託は要らない。回答とそこに至るための条文と判例の理屈をちょこっと書いて、事案を当てはめればいい。裁判所から相手にされない学者の有力説なんか一切無視」という、省エネ投法で7回3失点を目指すやり方でした(定期試験ではおしなべて評価が低く、とある学者教員からは「お前が合格するとは思わなかったよ」と言われました。司法試験と学者の求める物が違うことに気づいていて本当に良かったと思います。)

     対して彼は、さながら9回完封2ケタ奪三振を目指し、初回の立ち上がりから慎重で、どんな問題でも導入部からガッチリと論述してくるスタイルでした。
     決して彼は間違った論述は書かないのですが、現行の司法試験では事案分析力も重視されるため、持てる知識をいくら展開しても事案の解決にどうつながるかという記述が手厚くないと点数が伸びません。そのために苦戦を強いられたのではないかと思います。

     また、現行の司法試験制度には受験回数の制限があり、私の頃は法科大学院の修了後5年以内に3回の不合格で受験資格を失うこととされていました。
     とすると、彼は他の法科大学院に進み、再度受験資格を得て合格を果たされたのでしょう。苦労をされたことと思います。

     彼の出身校・経歴をネットで見たところ、ともに通った法科大学院の名前はなく、入り直したのであろう別の法科大学院の名前がありました。あるいは、かつての苦杯は忘れ去りたい過去なのかもしれません。
     経歴から消えた学校の同級生から連絡を取っていいものかどうか。どうにも分からないので直接のメッセージは遠慮しますが、もし届かなくてもここで「おめでとう」の言葉を述べたいと思います。

    【仙台弁護士会】被災者のための無料電話相談、終了へ
     仙台弁護士会が平成27年より実施してきた、東日本大震災の被災者を対象とした電話による無料法律相談が本年3月末をもって終了するとのことです。(ただし、県内6か所の法律相談センターでの面談による無料相談は継続。 詳しくは仙台弁護士会のサイトへ)
     週1回の実施でしたが、おそらく利用者が減ってきていたのでしょう。

     他方、高齢者の電話無料相談は継続中のようです。
     ところで、この「高齢者」が何歳以上の方を指すのかが「いらすとや」のイラストを使った広報ビラには書いてないのですが、会員専用ページで実施細則を確認したところ、「65歳以上」か、「65歳に満たなくても、事案の性質上、高齢者電話相談による支援が相当と考えられる者」か、前二者の「親族、支援者」ということのようです。
     そうすると、65歳以上の親族のおられる方が電話をして「身内の代理で相談したい」と言えばほぼフリーパスで

     せっかくなので会のサイトを見て自分なりに整理してみたのですが、弁護士会で無料電話相談を実施しているジャンルは、交通事故、犯罪被害者、子ども悩みごと電話相談、無戸籍問題。
     面談で無料相談を実施している分野は、貸金、借地借家の問題、労働問題、二重ローン問題、離婚、行政などほぼ全ての民事事件(ここまで震災特例法による無料相談。平成30年3月31日で終了予定)、労働と生活保護に関する相談があります。

     これ以外、例えば法人の相談や刑事事件の相談などは、原則に立ち返り30分5000円プラス税の相談料をいただくという形になるわけですが、どうも原則と例外がいつの間にか逆転したような気がしますね。震災特例法の無料相談の制度が始まって以降、法律相談料を相談者から直接受け取る機会がほとんどなくなりました。

     利用者側が「無料が当たり前」という認識になった後で、震災特例の無料相談が終了し「原則どおり有料になります」となった場合、相談センターの利用者の数がどうなるのか。おそらく減ることは間違いないので、将来的にセンターを維持していくためにもいろいろ努力が必要になるのでしょう。
     例えばAmazonみたいにプライム会員制度を導入して、「年会費いくらで法律相談何回でも無料」を謳うとかはどうですかね。何かアイデアはないものか。
    名刺入れをなくしました
     先日、どこかで名刺入れをなくしました。

     もらい物なのですが、バーバリーの茶色の名刺入れです。私の名刺が数枚と、最近名刺交換をした方の名刺が入っているはずです(相手にも申し訳ない)。
     もしどこかで拾われた方は、ご連絡いただければ幸いです。

    雑誌「冤罪File No.27」の逆転無罪事件
     日本で唯一の冤罪専門誌「冤罪File No.27」を読んでいたところ、仙台地裁古川支部(山口均裁判官)で有罪、仙台高裁(嶋原文雄裁判長)で逆転無罪となった事件が紹介されていました(検察側が控訴せず確定)。

     一審の山口裁判官がDNA鑑定の結果という固い物証によらず人証に乗っかり(一般的に、証言は記憶違い・記憶の減退その他の理由により、その取り扱いに注意しなくてはならないとされる)、しかもDNA鑑定の内容を「誤読」していたというのですから、その事実認定力には驚くばかりです。なお山口判事は東京高裁に栄転されたそうですが、こういう判決を出す裁判官をこの雑誌はマークしているので、いずれ同誌に再登場もあるかもしれません。

     他方で、そのDNA鑑定の証拠開示を検察側から引き出し(検察側は不利な証拠は自主的に出さない)、鑑定科学技術センターまでわざわざDNA鑑定の実習を受けに行った弁護人の活動には頭が下がるところ。
     控訴審の主任弁護人を務めた十河弘弁護士(仙台弁護士会)の談話が掲載されています。

     謙虚に専門家に頭を下げて教えを請うた弁護人の態度。
     証人尋問で専門家に疑問点をぶつける機会がありながら、スルーした上に思い込みで鑑定を誤読した裁判官の態度。

     戒めとしないといけませんね。
    同窓会名簿への名刺広告
     先日、同窓会名簿への名刺広告を載せませんか?という問い合わせの電話がかかってきました。

     資料をFAXしてもらって見たのですが、サイズによって料金もさまざまなようで、さてどうしたものか。ただ、よくよく考えてみると、仙台一高出身の弁護士の諸先輩型は仙台に大勢いて、今さら高50回生の私が名刺広告を載せようが埋没すること間違いなし。
     その上、そもそも自分自身が同窓会名簿を買っていません。

     今度電話がきたら、低調にお断りさせていただこうと思っています。

    事件番号第1号を取った話
     これまでに何らかの形で裁判に関わったことのある方であれば、例えば「仙台地方裁判所 平成29年(ワ)第1234号」などの事件番号を目にしたことがあるかと思います。

     これは、裁判所が受け付けた事件ごとに番号を振っていくもので、かっこ書きの符合については(ワ)なら地方裁判所の第1審の民事訴訟、(わ) なら刑事事件で地裁の公判請求事件を指します。民事事件では片仮名でイロハニ・・・で、刑事事件では平仮名です。
     番号の数字は裁判所の受付日時順に振られていきますので、弁護士が(ワ)第1号とか(ヨ)第1号(ヨは地裁の保全事件)とかの番号を見たりすると、「おっ、正月早々に裁判所に提出ですか。お忙しいことで何よりですなあ(やっかみ半分)」などと思うわけです。

     私なんぞはそこまで急ぎの事件を年末年始に持ち込まれた経験はないので、これまで第1号という番号を取った経験がなかったのですが、つい先日その機会がありました。

     といっても、今年の第1号ではなく、昨年12月。平成28年(よ)第1号という事件番号です。

     さて、(よ)って何の事件だと思いますか?

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